越前三国 高見順

越前三国 郷土の詩人 高見順

高見順の詩のなかでも代表的な作品「われは草なり」

 福井県坂井市三国町で生まれた高見順は、郷土を代表する詩人のひとり

 です。福井県知事を父として明治40年に誕生しました。

 越前三国を故郷として愛した詩人です。この詩は小学校に通う息子が

 国語の教科書(小5・光村図書)に掲載されているのを見つけて、私に

 教えてくれました。

 高見順の代表的な詩の一つです。

 本来なら縦書きでご紹介すべきですが、仕様により横書きでご紹介することを

 お許しください。


われは草なり

われは草なり  

伸びんとす   

伸びられるとき 

伸びんとす   

伸びられぬ日は

伸びぬなり   

伸びられる日は

伸びるなり   


われは草なり  

緑なり      

全身すべて   

緑なり      

毎年かはらず  

緑なり      

緑のおのれに  

あきぬなり    


われは草なり  

緑なり      

緑の深きを   

願ふなり     


ああ 生きる日の

美しき      

ああ 生きる日の

楽しさよ     

われは草なり  

生きんとす    

草のいのちを   

生きんとす    



 人生を感じさせる良い詩ですね。

 くりかえされる「緑」とは、ありのままのおのれの姿そのもの・おのれの命そのもの

 を表現しているのでしょう。

 第四連では草として生きようとする強い決意が伝わってきます。

 とても良い詩だと思います。