◆　献上蟹サイズの越前蟹を持って写真撮影をするご家族

◆　福井県は毎年、越前蟹を皇室に献上しており、地元では献上されるサイズに近い越前蟹を献上蟹（けんじょうがに）と呼びます。三国町 越前蟹の民宿あらやでは皇室献上蟹の大きさ・重さに近いレベルで、越前港で水揚げされた越前蟹を「献上蟹クラス」または「献上蟹サイズ」という表現で扱います。上の写真は水槽の生きた献上蟹（けんじょうがに）サイズの越前蟹。

◆　皇室越前蟹クラスの大きさは？
上の越前蟹の写真をご覧ください。お宿あらやの店先の越前蟹の水槽の前で撮影した写真です。中央の「特特大」のサイズ札（※撮影当時は「特特大」でしたが、現在、献上蟹には「献上蟹（けんじょうがに）」のサイズ札を使用しています）の付いた蟹が「重さ1.2kgほどの大きめの献上蟹クラスの越前蟹」です。この蟹の少し小さいサイズが重さ1.1kgほどの皇室献上蟹クラスです。皇室献上蟹クラスは、実際に手に持つとはっきり伝わってきますが、他の蟹と比べてずっしり重く、とても食べ応えがあります。

◆　大きさに見合った重さのある蟹を探します
美味しい越前蟹の条件として、「蟹の大きさに見合った重さ」があることが重要です。蟹の競りでは身詰まりの良い献上蟹クラスを探します。こだわりを持って仕込んでおりますので、きっとご満足いただけると思います。

あらやでは、こちらの越前蟹のサイズを扱います。特に、三国では1.1kgから献上蟹と呼ばれるため、越前港で仕入れた1.1kg前後の越前蟹を「献上蟹サイズ」と案内しています。
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●献上蟹サイズ　…　1.1kg前後（1.05kg－1.2kgが皇室献上蟹クラス）
●特特大サイズ　…　1.0kg前後（950g－1.05kg）
●特大サイズ　……… 900g前後（850g－950g）
●大サイズ　………… 800g前後（750g－850g）
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店舗で使用される越前蟹は1パイ400～500gが一般的で、多くの宿泊施設や食事処で使用しています。お宿あらやのメインの蟹は通常よりサイズが大きく、上位クラスの蟹を扱います。特に、特特大サイズ（950g～1.05kg）と献上蟹サイズ（1.05kg～1.2kg）は一目で分かるくらい大きさが違います。

◆　献上蟹サイズを「しゃぶしゃぶ」で味わう
越前蟹の民宿あらやでは、生きた皇室献上蟹クラスの越前蟹を生簀から上げて「しゃぶしゃぶ」にする宿泊プランがございます。冷凍の蟹や蟹の足身を使う通常の蟹鍋と違い、しゃぶしゃぶは刺身と同じくらい蟹の鮮度が良くなくてはいけません。

◆　常にアツアツで味わえる蟹しゃぶ
刺身でも食べられる蟹を好きなタイミングでお湯にくぐらし、常にアツアツの状態で味わえます。皇室献上蟹クラスの越前蟹を丸ごと味わう、あらやイチオシの蟹料理です。

◆　お宿あらやには献上蟹サイズがメインとなるご宿泊プランと日帰り昼食のお食事コースがございます。ご宿泊プランとしては「【献上蟹サイズ】越前ガニ1.1kg前後 ゆで蟹プラン」「【献上蟹サイズ】越前ガニ1.1kg前後 蟹しゃぶプラン」、お食事コースとしては「【献上蟹サイズ】越前ガニ1.1kg前後 ゆで蟹コース」「【献上蟹サイズ】越前ガニ1.1kg前後 蟹しゃぶコース」がございます。詳細は【越前ガニ宿泊プラン一覧】【越前ガニ食事コース一覧】をご覧ください。

◆　皇室献上蟹の歴史
「福井県のさかな」に指定されているのは越前蟹です。福井県は県のさかなである越前蟹を福井の特産物として、毎年皇室に献上しており、地元では「献上蟹（けんじょうがに）」と呼ばれます。献上蟹の始まりは、明治42年（1909年）に四ケ浦（今の越前町）から皇室に献上されたことだそうです。
現在では毎年二月ごろ、三国港で水揚げされた越前蟹が丁寧にゆでられたのちに、水産業者に厳しく選定されて坂井市職員の手で皇室に運ばれています。限られた水産業者が毎年持ち回りで献上蟹を担い、2月頃に10数杯が献上されます。福井では献上蟹が行われると、毎回ニュースに取り上げられており、冬の風物詩の一つになっています。

◆　新ブランド『極』（きわみ）
福井県では2015年11月6日から、重さ1.3kg以上、甲羅の幅14.5cm以上、爪の幅3cm以上の越前蟹を新ブランド「極（きわみ）」として売り出していくことになりました。「極」として認められると黄色の産地証明タグのほかに「極」と書かれたタグがはさみの根本部分に取り付けられます。「極」の選定は厳しく、漁業者（漁師）側とセリに参加する仲買業者双方の了承が無いといけません。水揚げした漁師がどんなにこの越前蟹が「極」と主張しても仲買がダメとはねのければ「極」タグは付きません。

◆　極（きわみ）のサイズ
「極（きわみ）」は「1.1kg～1.2kgの重さの皇室献上蟹サイズ」よりさらに大きいサイズになり、越前蟹の中で最も大きいサイズにあたります。同じ大きさでも痩せている蟹も存在しますから、一度の水揚げに「極」と選定される蟹が5杯出れば良いほうで、全く出ないこともあるそうです。

◆　ご夫婦で極は大きすぎる？
「極（きわみ）」は素晴らしい越前蟹ですが、越前蟹の民宿あらやで最も多いのはご夫婦のお客様です。私もご夫婦のお客様を想定してご宿泊プランを組んでいます。これまでもお客様からご要望をいただいて極をお出ししたことがあるのですが、コースの中でご夫婦で食べるには大きすぎて残してしまいます。食べ余してしまうのです。

◆　ご夫婦なら極より献上蟹サイズをおすすめします
「極（きわみ）」はその大きさに成長する個体数が限られており、近年大型の越前蟹の水揚げが減少傾向にあることから、「極」の水揚げ量が極端に少なく、価格が10万円前後になることも珍しくありません。ここまで高価になってしまうと、味の良し悪しよりも希少価値としての越前蟹にお金を払うことになってしまいます。もしお客様から「極」のご注文をいただき、大いに期待されて、当日に海が荒れて入荷しない、もしくは10万円を超える金額となればご迷惑をお掛けすることになります。「コストパフォーマンスと食事の量と味のバランス」で考えるなら、献上蟹の方がお客様にご満足いただけるものと考えます。お客様に確実に美味しい越前蟹をお届けするため、ご夫婦に対しては、極より献上蟹サイズをおすすめしています。

福井県坂井市三国町で越前蟹料理の民宿や旅館をお探しなら、東尋坊から車で5分の越前蟹の料理民宿、三国温泉お宿あらや。越前蟹の仕入・鮮度・調理にこだわる宿です。越前蟹の宿泊・昼食にご利用ください。