越前蟹の民宿 文学者関連地

越前蟹の民宿あらやは「ふくいブランド大使」

◎越前蟹の民宿が福井県坂井市の文学者関連地を紹介
福井県では全国トップクラスを誇る「健康・長寿」をブランドコンセプトの中心に据え、個々の地域ブランド「ふくいブランド」の魅力を発信しています。越前蟹の民宿あらやふくいブランド大使(法人)に認定されており、ふくいブランドのひとつである越前蟹(えちぜんがに)の魅力を全国に発信しています。ふくいブランドを知り、東尋坊や永平寺や福井県立恐竜博物館に訪れ、三国の越前蟹の民宿あらやに宿泊して越前蟹を味わう、といった福井県の観光地とふくいブランド、それに越前蟹の民宿を組み合わせた旅行はいかがでしょうか。ここでは、福井県坂井市の文学者関連地をご紹介します。(※)参考文献『広報さかい平成30年7月号』

越前蟹の民宿 文学者関連地

歴史を歩む大木 春江町針原にある桃田家のシイ
坂井市内には、名だたる文学者らの滞在地やゆかりの資料が遺(のこ)る関連地が多く存在します。北荘(ほくそう)文庫の創設者である則武三雄(のりたけかずお)は、「越前若狭文学選」で、福井県内の文学者や文学作品に登場する県内の地名・関連地を紹介しています。その中には、「中江寿々子(なかえすずこ・志賀氏息女)が昭和二十年四月、針原桃田七郎右ヱ門(ももたしちろううえもん)方へきた。」と記されており、春江町と小説家の志賀直哉(しがなおや)とのゆかりについても紹介しています。
ここにある「針原桃田七郎右ヱ門」とは、坂井市指定の天然記念物「桃田家のシイ」がある桃田家のことで、代々庄屋(しょうや)を務めた家柄でした。当時を知る資料である古文書類は、昭和23年の福井地震により消失し、残念ながら詳細はわからない状況ですが、シイの木の樹齢は300年ほどと推定されています。このシイの木に関して、明治6年3月の越前護法大一揆(えちぜんごほうだいいっき)の際に付けられたという槍の痕があることや、昭和16年~20年の太平洋戦争中の食糧難の際には、一時的に食用とした植物(救荒食きゅうこうしょく)として役立てられていたことが伝えられています。市内の個人宅にある樹木としては、樹勢や樹形がともに良く、稀にみる大木であるとともに、当地域の歴史に深く関わってきた老木とも言えます。
桃田家のご当主によると、丸岡町一本田の中野家(中野重治の生家)隣の山田家と桃田家隣の八杉(やすぎ)家が親戚関係にあったこと、また志賀直哉と中野重治が文学者同士という縁もあって、太平洋戦争時に志賀直哉の三女である寿々子が、疎開のために桃田家に一時滞在されたそうです。料理研究家であった寿々子は、滞在していた際、桃田家にレシピ本を手渡したそうですが、今は行方がわかりません。もしかしたら、寿々子のレシピ本には救荒食にもなった桃田家のシイのことが載っていたかもしれません。

蟹の民宿・旅館なら越前蟹の民宿あらや

越前蟹のセリ

福井県坂井市三国町越前蟹の民宿旅館を探すなら、東尋坊から車で5分の「越前蟹の民宿あらや」はいかがでしょうか。

店先の越前蟹

越前蟹の民宿あらやではお客様にメインの蟹をお見せしてから調理します。1.本物を確認できる 2.写真が撮れる 3.ゆで置きや冷凍は使わない 4.調理したての蟹を味わえる 5.蟹だけで満足できる、ことで皆様から安心してご予約いただいております。蟹以外のメニューで量を増やすことはいたしません。

越前蟹の水槽

越前蟹の民宿あらやは私と妻の小さな宿ですが、新鮮な蟹を調理することにこだわっています。調理前の蟹をお見せするのも、お客様に鮮度をご確認いただきたいからです。蟹の仕入れから調理まで夫婦で行い、人任せにしません。良い蟹を仕入れようと努力しております。

調理前の越前蟹をお見せします

越前蟹の民宿あらやでは調理前の越前蟹をお客様にお見せします。お見せしてから調理しますので、お待たせしますが、調理したての越前蟹を味わえます。蟹を手に持って、記念写真を撮ることもできます。



越前蟹の民宿あらやは全館リニューアルしました

越前蟹の民宿あらや改装後の写真

◎福井県坂井市三国町越前蟹の民宿あらやは念願の全館リニューアルを終えて「三国温泉お宿あらや」として生まれ変わりました。食事スペースは「越前蟹の食事処 越前がに楽膳」に変わりました。妻と二人で民宿を継いでから、長いあいだ構想を練っていたのですが、終わってみれば柱と床と外壁以外のほとんどを改装した全館リニューアルとなりました。上の写真は、改装後の「三国温泉お宿あらや」の玄関先です。改装することができたのは、越前蟹民宿あらやのときの常連のお客様のおかげです。「三国温泉お宿あらや」に変わっても、これまで通り良い越前蟹をお出しできるよう努力します。【三国温泉 お宿あらや】に進む 【越前蟹の宿泊予約・プラン一覧】に進む

越前蟹の民宿あらやの和室の写真

越前蟹の民宿あらやの和室の写真

越前蟹の民宿あらやの客室はすべて畳敷きの和室でした。改装後は、客室の数は四つのまま変わらずに、二つを畳敷きの和室にして、残り二つをベッドの客室にしました。全室、トイレ・洗面つきです。上の写真は改装後の和室の客室です。越前蟹民宿あらやは東尋坊から続く越前加賀海岸国定公園のひとつ越前松島という海岸線にある自然公園内に立地しており、客室から海がきれいに見えました。この頃の客室の景観の良さを保ちつつ、さらに窓を一枚ガラスに変えることによって水平線がきれいに見えるよう改装時に工夫しました。これによって、夏から秋に水平線に沈む夕陽がとてもきれいに見える客室となりました。写真の客室「越前」はとてもお客様に好評で、ご宿泊の要望の高い人気のある客室になっています。【三国温泉お宿あらやの客室】に進む

越前蟹の民宿あらやのベッド室の写真

越前蟹の民宿あらやのベッド室の写真

◎上の写真は現在のベッドの客室の写真です。ご覧の通り、畳敷きの和室にベッドを備えた和風のベッド室となっております。越前蟹民宿あらやの頃は、畳の上に敷くお布団の数を調整することですべての客室でお子さんにご宿泊いただけたのですが、改装後のベッドの客室は大人お二人様専用の客室とすることになりました。お子様のご宿泊が制限されるのは残念ですが、越前蟹民宿あらやの頃に、越前蟹のご宿泊のお客様からベッドの客室の要望がとても多く、改装時にフローリングの洋間にベッドを置く客室にすべきか、かなり迷ったのですが、畳敷きの和ベッド室の方が体への当たりが柔らかく、越前蟹シーズンのお客様に向いていると判断しました。写真の客室「海幸」はとても好評で、特に越前蟹シーズンのご夫婦が多くご宿泊されています。【三国温泉お宿あらやの客室】に進む

越前蟹の民宿あらやの温泉の写真

◎以前、越前蟹民宿あらやの頃は通常の一般的な浴室しかありませんでしたが、改装後は予備の客室だった場所を三国温泉を引いた浴室にしました。予備の客室二つをそのまま浴室に改装しましたので、改装前と比べて内部の空間を大きくすることができました。この浴室は時間制の貸切風呂として使用することで、他のお客様と一緒のお風呂にならないようにしています。ご夫婦で入られるには充分な大きさの浴室になっていると思います。【三国温泉】に進む

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