越前蟹の民宿 南北朝の動乱と三国湊

越前蟹の民宿あらやは「ふくいブランド大使」

◎越前蟹の民宿が福井県坂井市三国湊と南北朝の動乱を紹介
福井県では全国トップクラスを誇る「健康・長寿」をブランドコンセプトの中心に据え、個々の地域ブランド「ふくいブランド」の魅力を発信しています。越前蟹の民宿あらやふくいブランド大使(法人)に認定されており、ふくいブランドのひとつである越前蟹(えちぜんがに)の魅力を全国に発信しています。ふくいブランドを知り、東尋坊や永平寺や福井県立恐竜博物館に訪れ、三国の越前蟹の民宿あらやに宿泊して越前蟹を味わう、といった福井県の観光地とふくいブランド、それに越前蟹の民宿を組み合わせた旅行はいかがでしょうか。ここでは、福井県坂井市三国湊と南北朝の動乱をご紹介します。(※)参考文献『広報さかい平成30年8月号』

越前蟹の民宿 南北朝の動乱と三国湊

軍事拠点としての三国湊
三国湊は中世において、地理的重要性から戦略上の拠点として、古記録にその名が見えます。
今から約680年前、後醍醐(ごだいご)天皇側の南朝と、足利氏を中心とする北朝との争いが60年余りという長きにわたって繰り広げられます(南北朝時代)。この日本史上特異な動乱の時代を描いた軍記物語である「太平記」に、南朝方の拠点として登場するのが三国湊城(千手寺城せんじゅじじょう)です。建武3年(1336年)10月、劣勢であった南朝方は勢力挽回を図り、皇太子恒良(つねよし)親王や新田義貞らが越前に派遣されます。この動きは、新田氏の一族が越後国(現新潟県)に勢力を有していたことから、南朝方は越前から北陸道一帯にかけて一大軍事拠点を築き、北朝方に対抗しようとしたとみられています。しかし、この計画は失敗に終わり、義貞も灯明寺畷(とうみょうじなわて・現福井市)で戦死してしまいます。そうした中で、新田四天王の一人として「太平記」にその名が見えるのが、畑六郎左衛門時能(はたろくろうざえもんときよし)です。武勇に優れた時能はわずかな手勢で三国湊城に籠城して北朝方と対峙したそうで、その活躍は「太平記」の中でも輝きを放っています。
中世の三国湊は、奈良興福寺(こうふくじ)領の荘園である坪江荘(つぼえのしょう)に含まれており、九頭竜川をはじめとする坂井平野を流れる諸河川が流れ着く場所であったことから、荘園物資の積出港(つみだしこう)としての役割を担う要衝でした。その三国湊を見下ろす高台にあったのが三国湊城です。残念ながら、現在は妙海寺(みょうかいじ)墓地付近に石碑が残っているだけで、城の規模など詳しいことはわかっていませんが、後に戦国大名朝倉氏の出城が三国湊に築かれるなど、南北朝期以後も三国湊は重要拠点であり続けたのです。
三国に訪れた際は、当時に思いを馳せながら町を散策してみるのも良いかもしれません。

蟹の民宿・旅館なら越前蟹の民宿あらや

越前蟹のセリ

福井県坂井市三国町越前蟹の民宿旅館を探すなら、東尋坊から車で5分の「越前蟹の民宿あらや」はいかがでしょうか。

店先の越前蟹

越前蟹の民宿あらやではお客様にメインの蟹をお見せしてから調理します。1.本物を確認できる 2.写真が撮れる 3.ゆで置きや冷凍は使わない 4.調理したての蟹を味わえる 5.蟹だけで満足できる、ことで皆様から安心してご予約いただいております。蟹以外のメニューで量を増やすことはいたしません。

越前蟹の水槽

越前蟹の民宿あらやは私と妻の小さな宿ですが、新鮮な蟹を調理することにこだわっています。調理前の蟹をお見せするのも、お客様に鮮度をご確認いただきたいからです。蟹の仕入れから調理まで夫婦で行い、人任せにしません。良い蟹を仕入れようと努力しております。

調理前の越前蟹をお見せします

越前蟹の民宿あらやでは調理前の越前蟹をお客様にお見せします。お見せしてから調理しますので、お待たせしますが、調理したての越前蟹を味わえます。蟹を手に持って、記念写真を撮ることもできます。



越前蟹の民宿あらやは全館リニューアルしました

越前蟹の民宿あらや改装後の写真

◎福井県坂井市三国町越前蟹の民宿あらやは念願の全館リニューアルを終えて「三国温泉お宿あらや」として生まれ変わりました。食事スペースは「越前蟹の食事処 越前がに楽膳」に変わりました。妻と二人で民宿を継いでから、長いあいだ構想を練っていたのですが、終わってみれば柱と床と外壁以外のほとんどを改装した全館リニューアルとなりました。上の写真は、改装後の「三国温泉お宿あらや」の玄関先です。改装することができたのは、越前蟹民宿あらやのときの常連のお客様のおかげです。「三国温泉お宿あらや」に変わっても、これまで通り良い越前蟹をお出しできるよう努力します。【三国温泉 お宿あらや】に進む 【越前蟹の宿泊予約・プラン一覧】に進む

越前蟹の民宿あらやの和室の写真

越前蟹の民宿あらやの和室の写真

越前蟹の民宿あらやの客室はすべて畳敷きの和室でした。改装後は、客室の数は四つのまま変わらずに、二つを畳敷きの和室にして、残り二つをベッドの客室にしました。全室、トイレ・洗面つきです。上の写真は改装後の和室の客室です。越前蟹民宿あらやは東尋坊から続く越前加賀海岸国定公園のひとつ越前松島という海岸線にある自然公園内に立地しており、客室から海がきれいに見えました。この頃の客室の景観の良さを保ちつつ、さらに窓を一枚ガラスに変えることによって水平線がきれいに見えるよう改装時に工夫しました。これによって、夏から秋に水平線に沈む夕陽がとてもきれいに見える客室となりました。写真の客室「越前」はとてもお客様に好評で、ご宿泊の要望の高い人気のある客室になっています。【三国温泉お宿あらやの客室】に進む

越前蟹の民宿あらやのベッド室の写真

越前蟹の民宿あらやのベッド室の写真

◎上の写真は現在のベッドの客室の写真です。ご覧の通り、畳敷きの和室にベッドを備えた和風のベッド室となっております。越前蟹民宿あらやの頃は、畳の上に敷くお布団の数を調整することですべての客室でお子さんにご宿泊いただけたのですが、改装後のベッドの客室は大人お二人様専用の客室とすることになりました。お子様のご宿泊が制限されるのは残念ですが、越前蟹民宿あらやの頃に、越前蟹のご宿泊のお客様からベッドの客室の要望がとても多く、改装時にフローリングの洋間にベッドを置く客室にすべきか、かなり迷ったのですが、畳敷きの和ベッド室の方が体への当たりが柔らかく、越前蟹シーズンのお客様に向いていると判断しました。写真の客室「海幸」はとても好評で、特に越前蟹シーズンのご夫婦が多くご宿泊されています。【三国温泉お宿あらやの客室】に進む

越前蟹の民宿あらやの温泉の写真

◎以前、越前蟹民宿あらやの頃は通常の一般的な浴室しかありませんでしたが、改装後は予備の客室だった場所を三国温泉を引いた浴室にしました。予備の客室二つをそのまま浴室に改装しましたので、改装前と比べて内部の空間を大きくすることができました。この浴室は時間制の貸切風呂として使用することで、他のお客様と一緒のお風呂にならないようにしています。ご夫婦で入られるには充分な大きさの浴室になっていると思います。【三国温泉】に進む

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