越前蟹の民宿　国立工芸館６

◎石川県と越前蟹の旅

福井県と石川県を組み合わせた越前蟹の旅もおすすめです。例えば、石川県の金沢市内を観光して1泊し、2日目は福井県に足をのばして東尋坊や永平寺や福井県立恐竜博物館に訪れ、夜は三国の越前蟹の民宿あらやに宿泊して越前蟹を味わう、といった国立工芸館と越前蟹の民宿を組み合わせた旅行はいかがでしょうか。

◎石川県の国立工芸館に行ってきました

〒920-0963　石川県金沢市出羽町3-2　休刊日：月曜日（祝休日は開館し翌平日休館）、展示替期間、年末年始　＊国立工芸館は、近現代の工芸・デザインを専門とする美術館です。石川県金沢市の中心部、兼六園や石川県立美術館、金沢21世紀美術館などが集まる文化ゾーン「兼六園周辺文化の森」に位置し、工芸文化の発信拠点として、作品や資料の収集保管および調査研究に基づく展覧会の開催、さまざまなラーニング・プログラムを行っています。（国立工芸館公式サイトより）

展覧会『ポケモン×工芸展　美とわざの大発見』（会期：2023.3.21–6.11　終了しています）に行ってきました。

続けて、田中信之（たなかのぶゆき）さんの作品です。題名は「無題」だそうです。この作品は個室の中央にひとつだけあって、暗い照明が当たっていました。他の展示場とは明らかに異なる雰囲気でした。

個室のなかに足を踏み入れて、最初に作品を見たときは、こんなポケモンあったかな？と思いました。無題というタイトルで、解説を読むと、人の影からぬっと正体をあらわす「かげうち」という技を漆を使って表現されていると分かりました。フロアからぬっと、2メートル近い高さに立ち上っているんですよね。工芸作家によってポケモンへのアプローチの仕方がいかに違うのか、そのポケモンを自分の伝統工芸の技でいかに表現するかの考え方の違いがはっきりあらわれています。作家さんの個性ですね。

続いては、新實広記（にいみひろき）さんの作品です。こちらの作品も個室にこの作品だけが展示されていました。

造形されたガラスの結晶体のようなものがフロアに散りばめられています。こちらも先ほどの作品と同じく、ポケモンそのものの造形ではなく、ポケモンの技「つららおとし」がモチーフの作品です。

このガラスの結晶体のような造形は外側がすりガラスで出来ていて、一面だけ透明になっています。その透明な一面から中の様子が見えるようになっています。現地に足を運んで、近くで中を覗き込むとわかるのですが、このガラスの結晶体の造形は単純なガラスの塊ではありません。非常に精緻に造形されていて、なかのガラスが液体の揺らぎのように見えます。そこに細かい気泡が散っていて、さまざまな形の多面体が光を取り込んできれいに光っています。アニメやロールプレイングゲームの世界に実際に入り込むことができたなら、こんな景色が目の前に広がるのかもしれないと思いました。造形の際には、この揺らぎの感覚をどう表現するか、苦労されたのではないでしょうか。単純なガラスの多面体のように見えますが、作家さんの思いのこもった素晴らしい作品になっていると思います。ぜひ国立工芸館に足を運んで、実物をご覧になってください。

福井県坂井市三国町で越前蟹の民宿・旅館を探すなら、東尋坊から車で5分の「越前蟹の民宿あらや」はいかがでしょうか。

越前蟹の民宿あらやではお客様にメインの蟹をお見せしてから調理します。１．本物を確認できる　２．写真が撮れる　３．ゆで置きや冷凍は使わない　４．調理したての蟹を味わえる　５．蟹だけで満足できる、ことで皆様から安心してご予約いただいております。蟹以外のメニューで量を増やすことはいたしません。

越前蟹の民宿あらやは私と妻の小さな宿ですが、新鮮な蟹を調理することにこだわっています。調理前の蟹をお見せするのも、お客様に鮮度をご確認いただきたいからです。蟹の仕入れから調理まで夫婦で行い、人任せにしません。良い蟹を仕入れようと努力しております。

越前蟹の民宿あらやでは調理前の越前蟹をお客様にお見せします。お見せしてから調理しますので、お待たせしますが、調理したての越前蟹を味わえます。蟹を手に持って、記念写真を撮ることもできます。